メープルだより
「走った走った8400キロ」
Vol.4 2013年8月
みなさんいかがお過ごしですか? 学校は夏休み。思い思いの物を車に詰め込み「さあアウトドアへ!」。我が家も2002年8月14日、バンクーバーを出発してアラスカ州アンカレッジまでの往復を2週間、テント泊で走破。 メンバーは、長男(20)、長女(18)、次女(11)、友人(22)、そして私。
キャンプだからといってお金がかからないわけではない。「ガレージセールで資金を稼ごう!」の提案で出発前の土、日曜日、不要なものを売ってガソリン代の足しにする。
さあ、パッキング。今回は「サバイバルキャンプ」。ファーストフードに立ち寄ったりはしない。テント、寝袋、料理道具はもちろん、必需品の米、味噌、醤油、うめぼし。基礎野菜の人参、玉ねぎ、ジャガイモ。にんにく味噌に漬け込んだ肉。定番のカレー。朝一番の楽しみのコーヒー。夜のレジャーのトランプ、花札、ウノ。サーモン釣りの道具。氷河に備えてのジャケット。熊よけの鈴。運動不足解消にバレーボール、バトミントンなどなど。 準備万端!!
すでに走行距離21万キロの愛車日産クエストに積み込みさあ出発!
アラスカハイウェーをひたすら北上。一日に1000キロ走った事もある。ユーコン準州(カナダ)に入る手前に車がたくさん止まっていたので、立ち寄ってみるとなんと59度の温泉が湧き出ているではありませんか。湧き水と混じりあいちょうど良い湯加減。水着に着替えて思わず「あぁ~~」最高の気分。次の朝温泉を後にしてひた走ること1時間。前の車がスピードダウン。「何だぁ茶色の群れは?」「牛じゃない?」「違うよぉバッファローだぁ!」。道の上、両側に100頭ほどの大群。大きな顔で草を食べながら私たちの目の前を横切って行った。次はカナダとアメリカの国境を越えてアラスカ州へ入る。緯度がどんどん高くなっていき白夜に近くなるのを体感。ハイウェーから氷河の全景が見える。マタヌスカ氷河だ。氷河上を歩くと「わぁ~見て見て!奥の色すごぉ~くきれいだよ」「でも深そぉ~」と子供たちは神秘的なコバルトブルーのクレパスを覗いている。私は足がすくみ生きた心地がせずハラハラドキドキ。アンカレッジを後にしサーモンが遡上してくるモンタナクリークへ。早速ルアーを投げ入れる。サーモンが引っかかり竿がしなりぐぐっとした手ごたえがなんともいえない子供たち。釣り上げた一匹はさばいてジャーっとバター焼きで。デナリ国立公園は車で入れないのでハイキング。ここはもうツンドラ地帯で高い木は生えていない。少し前にムースを追いかけてグリズリーベアーが出没したそうだ。「見たかったぁ」と思う反面そっと胸をなでおろした。
今回の旅で、動物たちが大自然の中で生息している姿を目の当たりにし、環境汚染や資源の無駄遣いはいけないと日頃の生活を見直すきっかけになった。物があって当たり前でなく、何もなくても自分がしっかりしていれば生きていけることを子供たちとともに実感!!
みなさんは、過去、現在、未来がすっぽり入っている自然の中でどんなことを感じますか? 山田宏美
キャンプだからといってお金がかからないわけではない。「ガレージセールで資金を稼ごう!」の提案で出発前の土、日曜日、不要なものを売ってガソリン代の足しにする。
さあ、パッキング。今回は「サバイバルキャンプ」。ファーストフードに立ち寄ったりはしない。テント、寝袋、料理道具はもちろん、必需品の米、味噌、醤油、うめぼし。基礎野菜の人参、玉ねぎ、ジャガイモ。にんにく味噌に漬け込んだ肉。定番のカレー。朝一番の楽しみのコーヒー。夜のレジャーのトランプ、花札、ウノ。サーモン釣りの道具。氷河に備えてのジャケット。熊よけの鈴。運動不足解消にバレーボール、バトミントンなどなど。 準備万端!!
すでに走行距離21万キロの愛車日産クエストに積み込みさあ出発!
アラスカハイウェーをひたすら北上。一日に1000キロ走った事もある。ユーコン準州(カナダ)に入る手前に車がたくさん止まっていたので、立ち寄ってみるとなんと59度の温泉が湧き出ているではありませんか。湧き水と混じりあいちょうど良い湯加減。水着に着替えて思わず「あぁ~~」最高の気分。次の朝温泉を後にしてひた走ること1時間。前の車がスピードダウン。「何だぁ茶色の群れは?」「牛じゃない?」「違うよぉバッファローだぁ!」。道の上、両側に100頭ほどの大群。大きな顔で草を食べながら私たちの目の前を横切って行った。次はカナダとアメリカの国境を越えてアラスカ州へ入る。緯度がどんどん高くなっていき白夜に近くなるのを体感。ハイウェーから氷河の全景が見える。マタヌスカ氷河だ。氷河上を歩くと「わぁ~見て見て!奥の色すごぉ~くきれいだよ」「でも深そぉ~」と子供たちは神秘的なコバルトブルーのクレパスを覗いている。私は足がすくみ生きた心地がせずハラハラドキドキ。アンカレッジを後にしサーモンが遡上してくるモンタナクリークへ。早速ルアーを投げ入れる。サーモンが引っかかり竿がしなりぐぐっとした手ごたえがなんともいえない子供たち。釣り上げた一匹はさばいてジャーっとバター焼きで。デナリ国立公園は車で入れないのでハイキング。ここはもうツンドラ地帯で高い木は生えていない。少し前にムースを追いかけてグリズリーベアーが出没したそうだ。「見たかったぁ」と思う反面そっと胸をなでおろした。
今回の旅で、動物たちが大自然の中で生息している姿を目の当たりにし、環境汚染や資源の無駄遣いはいけないと日頃の生活を見直すきっかけになった。物があって当たり前でなく、何もなくても自分がしっかりしていれば生きていけることを子供たちとともに実感!!
みなさんは、過去、現在、未来がすっぽり入っている自然の中でどんなことを感じますか? 山田宏美