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メープルだより

「たのしい手作り」

Vol.3 2013年7月
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みなさんいかがお過ごしですか?バンクーバーでは夜10時を過ぎてもまだ明るく、汗をかいてもさらりとした最高の季節となりました。今回は日本から8千キロ近く離れたバンクーバーで手作りの楽しさをお話します。

気の合った人たちと楽しいひと時を持つのに「ポットラックパーティー」がよく開かれます。ワインを持ってくる人。ビールを持ってくる人。サラダを持ってくる人。主食を持ってくる人。おかずを持ってくる人。デザートを持ってくる人。それぞれに腕をふるった一品を持って集まるパーティーです。食卓の上も人種の多いバンクーバーですから、韓国、中国、イタリア、メキシコなど、お国自慢の料理が並び食欲がそそられます。みんなが揃い、料理も並び、型にはまらない立食形式です。その料理の中に「大福」「みたらし団子」「おいなりさん」「かんぴょう、しいたけ、ほうれん草、たまご焼きの入った太巻き」があるではありませんか。

「お母さんが作ってくれたおいなりさんの油揚げの味、太巻きのかんぴょうの味が恋しくてどうしても食べたかったの」、「お団子は、米粉にお豆腐を入れると硬くならないのよ」ですって。

当然店で買うもの、バンクーバーではお目にかかるのが難しいと思っていたものに出会え、「そうだ手作りすればいいんだぁ」と、私がものづくりに没頭していくきっかけとなりました。

あれから20年。私も色々なものを手作りしてきました。

ぶどうの収穫時期になると、ぶどうを絞り、そのジュースに酵母菌を入れ寝かせるワイン作り。ワインのおつまみに欠かせないスモーク。サーモン、チーズ、豆腐もスモークに。特にゆでたまごのスモークは人気でいつも引っ張りだこ。

和食に必要なみそも、大豆をやわらかく煮て、麹、塩とまぜて寝かせること半年。味噌汁の中につぶつぶの残った大豆を見つけると顔がほころびます。納豆は温度と醗酵時間が難しいのですが、炊き立てのご飯と手作り納豆の組み合わせといったら格別です。母がよく作ってくれた手打ちうどんも、見よう見まねで作っています。煮込みうどんは故郷を思い出します。朝食には天然酵母パン。干しぶどうから酵母菌をとり、りんごで継いで増やして5年。季節によって、かぼちゃ、りんご、ケールをいれたり、大きなローフを焼いたときは、野菜たっぷりのサンドイッチで。

出来上がったときの喜び。出来上がり具合を確かめるときのワクワク、ドキドキ。友だちを呼んでの試食会。たくさんの元気をもらっています。                     

みなさんは、どんな手作りを楽しんでいますか?                         山田 宏美


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